MIPS-3D® ASE
MIPS-3D® グラフィックスおよびマルチメディア拡張機能は、デジタル・エンターテイメントおよびマルチメディア製品の開発において、設計コストの削減とパフォーマンスの向上を同時に実現する新機能を提供します。MIPS-3D拡張機能は、低消費電力、または、SOCソリューションとして、3Dのグラフィックスや、コストの最小化が要求される64ビットの家電アプリケーションに最適です。
- MIPS-3Dテクノロジーは、変形、クリップ・チェック、遠近法除算演算で3,700万ポリゴン/秒、複雑なライティング演算で1,500万ポリゴン/秒を達成しています。
- MIPS-3Dテクノロジーは、MIPS64® アーキテクチャを基盤として高性能な3Dジオメトリ処理を達成するための、効率的でコスト・パフォーマンスに優れた技術です。高価な専用3Dジオメトリ・エンジンを配置する必要なく、3Dジオメトリ処理とライティング処理の共通オペレーションにおいて、優れたコード短縮と実行時間を実現します。
- MIPS-3Dテクノロジーは、業界をリードする64ビット・アーキテクチャのMIPS64を拡張し、MIPS(r) アーキテクチャ用に設計されたソフトウェア、開発システム、OS、その他のハードウェアおよびソフトウェア開発ツールを利用することが可能です。
命令の利用法
CVT.PS.PWおよびCVT.PW.PS
- ペアードシングルおよびペアードワードの命令。データフォーマットの高速変換を行います。
ADDRおよびMULR
ADDR and MULR
- 還元加算および乗算命令は、頂点変形で重要な演算である行列の乗算を高速化します。
CABSおよびBC1ANYnx
CABS and BC1ANYnx
- 絶対比較命令および複数条件コード分岐命令は、ビュー・ボリューム外にある頂点の特定と除外から成る画像クリッピング処理で役立ちます。
RECIP1 and RECIP2
- 遠近法除法演算は、頂点のスクリーン座標への変換を支援します。
RSQRT1 and RSQRT2
- 逆平方根命令は、無限および局所のライティングで現れる正規化関数で使われます。
MIPS-3Dの浮動小数点命令は、MIPS64の浮動小数点ユニットと、ぺアードシングルのデータ・タイプを活用します。ぺアードシングル(PS)オペレーションは、64ビットのレジスタ1個に入れられた32ビット浮動小数点値2個で演算を行うことにより、2-ウェイSIMD(single
instruction multiple data)の機能を提供するものです。PSの主な用途は、変形、クリップ・チェック、ライティング等の3Dジオメトリ演算およびシェーディング計算の実行です。また、浮動小数点のデジタル信号処理性能を向上させるのにも役立ちます。