カリフォルニア州サニーベール、2010年3月31日―組込みマルチコア解析/探索/検証ツールのプロバイダであるCriticalBlue社とミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史)は本日、CriticalBlue社のPrism製品におけるMIPS32™アーキテクチャ向けの拡張された画期的なサポートを発表しました。今後ソフトウェア開発者は、既存のソフトウェア・アプリケーションを解析し、MIPS32マルチスレッド/マルチコア・デバイスへ移行することによる具体的なメリットを迅速に評価できるようになります。
今回の発表により、Prismの優れた機能を使用することで、ミップス・テクノロジーズのような最先端マルチコア・ベンダは顧客に対してエコシステムを実現し、ソフトウェア・アプリケーションの動作を考慮した上でMIPS32アーキテクチャによる差別化を明確に表すことができるようになります。Prismは、ソフトウェア・エンジニアが開発フローを大幅に変えることなく、マルチコア・プロセッサの最大の可能性を簡単に評価、具現化することができることでEclipseベースの組込みマルチコア・プログラミング・システムで受賞しています。Prismは、ハードウェア開発ボード/仮想マシン/シミュレータ上で駆動するコードの動作を解析します。これにより、エンジニアは既存のシーケンシャル・コードを利用して、変更を行う前に、並行処理の可能性を探求/解析することができます。この方法で、最適な並列処理戦略を特定することにより、開発者は並列構造を実装し、再度Prismを使用して効率的かつ分散可能な操作を検証します。
MIPS32アーキテクチャ対応のPrismの新機能は、2つの段階で開発されています。第1段階は、本日リリースされたもので、MIPS32アーキテクチャ対応の命令レベル・プラットフォーム・サポート・パッケージ(PSP)です。このPSPは、ハードウェア開発ボードや、QEMUのような仮想マシン上でLinuxを動作させ、ソフトウェア・アプリケーションの解析を行います。Prismは、開発ボードと開発用シミュレータのどちらのフローにも対応しているので、エンドユーザの環境に合わせて選択が可能となります。MIPS開発者は、現在単一コア・プラットフォームで、既存のソフトウェア・アプリケーションを追跡し、使いやすいEclipseフレームワークで、マルチコア・アーキテクチャへ移行した場合の潜在メリットを迅速に解析することができます。
第2段階は、2010年4月末のリリースを予定していますが、MIPS32アーキテクチャ対応のコアレベルPSPで、ソフトウェア開発者に高度な精度をご提供します。このバージョンを使用することで、ユーザはマルチコア・ハードウェアへソフトウェアをマッピングするだけでなく、MIPS32 34K™や1004K™ファミリーのような特定のMIPSコアで分散処理が可能な、ハードウェアへの移行メリットを測定することができます。ユーザは、スレッド上でのデータキャッシュ・ミス、ファンクションまたはソースレベルのキャッシュミスによるスケジュール全体に及ぼす影響を確認することが可能になります。これらの全て機能は、既存のソフトウェア・アプリケーションが作動する単一コア・モデル上で実行することができます。
MIPS32CorePSPは、ハードウェア分散処理影響解析をサポートできる初のコアレベルPSPです。
全32ビットMIPSコア対応のPrism用命令PSPの30日評価版は、CriticalBlue社のウェブサイトより即時ダウンロード可能です。また、Core PSPも発表次第評価版をご提供する予定です。Prism MIPS32 PSPがサポートする最初のハードウェア開発ボードは、Ubiquiti RouterStation Pro (MIPS32 24Kc™コア)とSigma Vantage 8654(MIPS32 24KEf™コア)です。Prismは、2010年4月27日から29日まで、カリフォルニア州サンノゼで開催予定のEmbedded Systems Conference and Multicore Expoで、ミップス・テクノロジーズのブース(ブース番号2410)で公開する予定です。
コメント:
CriticalBlue社、CEO、David Stewart氏のコメント:
「ミップス・テクノロジーズは、数々の非常に優れたマルチコア/マルチスレッド・コア/プラットフォームを生み出してきました。効果的な分散処理戦略と強力な投資収益事例を組み合わせ、エンドユーザの選択工程を支援することこそ、まさにPrismの存在理由です。ミップス・テクノロジーズとの革新的な共同作業により、エンドユーザは独自の差別化を十分に実現できることを示すことができるようになります。」
ミップス・テクノロジーズ、マーケティング担当副社長、Art Swiftのコメント:
「当社のマルチスレッド/マルチコア製品に対する市場の需要を感じています。CriticalBlue社と協力し、当社のお客様にこれらのプラットフォームで独自のソフトウェアを評価できる機能をご提供できることを喜んでおります。CriticalBlue社のPrismソリューションは、MIPS-Based製品の迅速な展開を実現する可能性を持ったMIPSソフトウェア開発エコシステムに、独自の、また強力な追加機能となるでしょう。」
キーポイント:
CriticalBlue社について
CriticalBlue社は、今日の厳しい設計スケジュール内で、最先端電子機器の製品化に関連した性能/消費電力/コスト用件を満たすことができる、柔軟かつ自動かされたシステム設計ソリューションを提供しています。複雑なマルチコア・プロセッサ・アーキテクチャの使用が増加することで、CriticalBlue社のあらゆる電子業界分野の技術と専門知識に対する需要が高まっています。同社はスコットランドのエジンバラに本社を、カリフォルニア州サンノゼと日本の東京にオフィスを置き、マルチコア組込みソフトウェア設計環境Prism、ソフトウェア・アクセラレータ・シンセシス技術Cascadeをはじめとする、組込みソフトウェア設計の重要部に対する様々なソリューションを提供しています。同社はヨーロッパ、米国シリコンバレー、日本のベンチャー・キャピタルや投資企業から資本を得ています。詳細に関しては、www.criticalblue.comをご参照下さい。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS)は、デジタル家電、ブロードバンド、無線、ネットワーク、携帯メディアなどの世界中で最も多く利用されている製品群で採用されている業界標準のプロセッサ・アーキテクチャおよびコアを提供しているリーディング・プロバイダーです。これらの中には、Linksysのブロードバンド機器、SONYのデジタルTVやゲーム機、パイオニアのDVDレコーダ、モトローラのデジタル・セットトップ・ボックス、Ciscoのネットワーク・ルータ、マイクロチップの32ビットマイコン、HPのレーザープリンターなどが含まれています。1998年に設立されたミップス・テクノロジーズの本社は、カリフォルニア州サニーベールに置かれています。詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.mips.com
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