カリフォルニア州サニーベール、台湾台北、2009年6月1日―ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史)は本日、業界標準のMIPS®アーキテクチャによるAndroid™プラットフォームのサポートと、それに向けたAndroid戦略を発表しました。また、当社はMIPSアーキテクチャ向けに最適化されたAndroidソースコードが60日以内に公開されると発表しました。世界中の数多くのMIPSアーキテクチャ・ユーザーはAndroidをその製品に応用することが可能となり、デジタルテレビ、携帯インターネット機器(MID)、デジタル・ピクチャー・フレーム(DFP)、セットトップ・ボックスをはじめとするデジタル家電機器開発に革新的なAndroidプラットフォームが使用できるようになります。何社かのエコシステム・パートナーとの作業によって始まったこの活動は、さらに広範なMIPSエコシステムによってサポートされていきます。
本日、本発表とは別にミップス・テクノロジーズは、MIPS-Based™製品によるAndroidの動作デモンストレーションが、COMPUTEX TAIPEIにおいてライセンシーにより行われていることも発表しました。さらに同社は、携帯電話機器以外の組込み機器向けにAndroidプラットフォームの標準化、開発を行っている団体であるOpen Embedded Software Foundation (OESF)に加盟したことも発表しています。
Android開発環境は、そのアプリケーション・ソフトウェアを設計している多くの開発者をサポートするため、様々な機器で共通のフレームワークを提供しています。まず携帯電話市場で応用され、現在その他のデジタル家電機器への応用作業が始まっています。デジタルホーム市場をリードするミップス・テクノロジーズとして、デジタル家電機器へのAndroidサポート環境の構築を加速していきます。 Androidソフトウェア・スタックは、迅速な開発を可能にするアプリケーション開発プラットフォームやフレームワークを提供します。Androidと、それをとりまくオープンソースの開発コミュニティにより、開発者は容易に新しいアプリケーションを開発し、OEM製品機器で数多くのアプリケーションが使用できるようになります。また、MIPSエコシステム環境は、OEMが迅速にAndroidをその製品に最適化することを可能にします。
Semico Research Corporation、ASIC and SoC、担当シニア・アナリスト、Rich Wawrzyniak氏のコメント:
「今後、殆ど全てのデジタル家電機器がインターネットに接続され、豊富なアプリケーション・コンテンツを利用して、ユーザがさらに多くの新たな経験を共有するようになるでしょう。 Androidを利用して、携帯電話以外のデジタル家電機器でも新たに革新的なアプリケーションやユーザ・インターフェースの使用が可能になることは、一般消費者にとってたいへん魅力的です。また、Androidは特定のハードウェア依存をなくして市場を開放する役割も果たします。ミップス・テクノロジーズのパートナーやライセンシーが、MIPS上でAndroidを利用できるようになったことを歓迎する理由がわかります。Androidは新たなビジネスを切り開くきっかけと成り得るのです。」
ミップス・テクノロジーズ、マーケティング担当副社長、Art Swiftのコメント:
「ミップス・テクノロジーズは、従来から強力なリーダシップを発揮しているデジタル家電機器市場でAndroid環境を推進して、さらにMID分野のような新市場でMIPSアーキテクチャを拡大していけることを歓迎しています。このような次世代のネットワーク接続機器で要望されるマルチメディア・アプリケーションでは、高性能が必須です。これらの新市場でAndroidの普及が拡大するに従い、MIPSアーキテクチャの処理能力は機器メーカーにとって非常に強力な差別化要因となるでしょう。」
MIPSのAndroid戦略を支えるMIPSエコシステム
MIPSアーキテクチャのAndroid環境を実現するために、MIPSエコシステム・パートナー各社の協力が集結されています。サービス・プロバイダ、開発ツールやシステム・インテグレーターなどの各企業が、移植、インテグレーションおよび検証においてAndroidサポートをするライセンシーに貢献しています。すでにEmbedded Alley社とViosoft社との協力関係が発表されています。
組込みLinuxソリューションの有数プロバイダーであるEmbedded Alley社は、ミップス・テクノロジーズのライセンシーのSoCインプリメンテーションをサポートしています。Android機器向けのEmbedded Alley Development Systemには、プロセッサやボードのサポートはもちろん、MIPS命令セットや各CPUプロセッサ・IPコア用に最適化されたAndroid Dalvik virtual machine (VM)が含まれています。MIPSアーキテクチャ向けに拡張されたAndroidバイオニック・ライブラリ、リンカー、ソフトウェアにより、インテグレーションと検証環境の提供、各種デバイス・ドライバ、CODECおよびその他のミドルウェアのサポートを実現しています。Embedded Alley社は既にRMI社のAlchemy ProcessorファミリーベースのシステムでAndroidを動作させており、RMI Au1250やAlchemyリファレンス・プラットフォーム向けのEmbedded Alley Development SystemによりAndroid対応のLinuxカーネルを提供しています。
Embedded Alley社、COO、Matthew Locke氏のコメント:
「Embedded Alley社とミップス・テクノロジーズは、共通の顧客に高付加価値を提供すべく、密接に協力しています。携帯電話市場におけるAndroidの成功以来、多くの企業が携帯機器以外の市場でのAndroidの可能性を考えてきましたが、実現化する方法を明確にしていませんでした。Embedded Alley社は、デジタルホーム市場の強力なリーダーであるミップス・テクノロジーズと共に、新市場に向けた戦略を策定して、それを実現しました。私たちは、OEMや開発者が新市場向けに新たなAndroidベースのシステム設計を行うことを可能にしたのです。」
完全に統合された組込みLinuxソフトウェア・ソリューションのパイオニアであるViosoft社は、MIPSベース・ソフトウェア開発ツールの重要なパートナーです。Viosoft社のArribaツールは、シングルコア/マルチコア・プラットフォームに対して包括的なサポートを提供します。このツールはAndroidをサポートし、既に提供を開始しています。
Viosoft社、ビジネス・デベロップメント担当副社長、Art Lee氏のコメント:
「MIPSアーキテクチャは、一貫して低消費電力で高性能なLinuxプラットフォームを提供しており、AndroidのようなVMベース環境には理想的です。MIPSベースでAndroidプラットフォームの移植、デバッグ、そしてアプリケーション開発を行うために、Viosoft社は開発期間、リスク、コストの劇的な削減を可能にする独自の非常に強力なツール群を提供しています。当社はミップス・テクノロジーズと密接に協力し、OEMがAndroidプラットフォームを迅速かつ容易に製品化するために貢献しています。」
ミップス・テクノロジーズ、ソフトウェア・エンジニアリング担当副社長、Udi Kalekinのコメント:
「MIPSアーキテクチャでのAndroidプラットフォームの実現と豊富なエコシステムにより、MIPSベースのAndroid機器は近々市場に登場することでしょう。顧客による容易な移植を可能にするべくミップス・テクノロジーズはソースコードを公開し、Androidコミュニティに提供します。ミップス・テクノロジーズの顧客、パートナー、開発者はこの環境にアクセスし、迅速かつ容易に競争力のある次世代デジタル家電機器を開発できます。」
Androidプラットフォームとミップス・テクノロジーズに関する詳細は、www.mips.com/android をご参照ください。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS)は、デジタル家電、ブロードバンド、無線、ネットワーク、携帯メディアなどの世界中で最も多く利用されている製品群で採用されている業界標準のプロセッサ・アーキテクチャおよびコアを提供しているリーディング・プロバイダーです。これらの中には、Linksysのブロードバンド機器、SONYのデジタルTVやゲーム機、パイオニアのDVDレコーダ、モトローラのデジタル・セットトップ・ボックス、Ciscoのネットワーク・ルータ、マイクロチップの32ビットマイコン、HPのレーザープリンターなどが含まれています。1998年に設立されたミップス・テクノロジーズの本社は、カリフォルニア州サニーベールに置かれています。詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.mips.com
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