カリフォルニア州マウンテンビュー―2008年9月15日―ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史)は、本日、新しいMIPS Navigator™ Integrated Component Suite (ICS) を発表しました。この製品により、組込み開発者はMIPS-Based™ のSoCならびに組込みシステムで、より簡単にLinuxシステムのコーディング、デバッグ、解析を行うことが可能になります。同時にNavigator ICSは、Linux開発向けの新しく画期的な機能により、市販製品におけるMIPS® 開発に業界最先端のツールと技術をもたらすことになります。
Venture Development社、組込みソフトウェア担当アナリスト、Chris Rommel氏のコメント:
「開発者は、現在、開発期間を管理し、性能やコスト条件を満たすように組込みシステムを最適化しなければならないという厳しいプレッシャーに直面しています。さらに多くの組み込みプロジェクトがLinuxへと移行し、開発者が貴重な時間や人員を節約する手段を模索する中、効果的かつ効率的にデバッグやプロファイルを実現する機能は、今後も高く評価されるでしょう。」
MIPS Navigator ICSには、Linuxのコーディング、デバッギング、解析用の独自の新しいツールとプラグインを搭載しています。コーディングに関しては、MIPSに最適化されたバージョンのSourcery G++、 CodeSourcery から提供されるGNU ツールチェーン・ベースのC/C++開発環境およびEclipse™ 統合開発環境(IDE)が標準搭載されています。Sourcery G++を使用することにより、開発者はLinuxアプリケーションで最高の性能を実現できるポジション・インディペンデント・コード (PIC) を出力することができます。
Navigator ICSのデバッグでは、従来のLinuxデバッギング手法の欠点を克服した画期的な新しいプラグインであるArriba Linux Debuggerをオプションで利用することができます。Arriba Linux Debuggerを使用することにより、カーネル・パッチの導入、再コンパイル、使用が必要がなくなります。このツールは、単一結合でのドライバやアプリケーションのデバッギング、複数のスレッドやプロセスのデバッギング、共有ライブラリのデバッギングをはじめとする、完全なデバッギング機能を提供します。Arriba Linux Debuggerはカーネルをプリエンプトしないため、マルチメディア/リアルタイム機器やドライバに対して理想的です。また、Viosoft社との独占契約により、カスタム・プラットフォームへの移植や、簡単にターゲットし直すことが可能です。
この他のNavigator ICS向けの新しいツールとして、Linux Event Analyzer (LEA)があります。このオプションのLEAプラグインもViosoft社と独占契約を締結しており、Linuxを駆動するあらゆるMIPS-Based™ 機器に対してカーネルやアプリケーション・レベルのプロファイリングを提供します。このLEAは、ターゲットで発生するあらゆるLinuxの動作を認識し、その後マウスをクリックするだけで詳細を画像表示することができます。LEAはミップス・テクノロジーズが先日発表したHot Spot Analyzer (HSA)を補完します。Arriba Linux Debuggerと同様に、カーネルの再コンパイルや、アプリケーションのインストールが必要ありません。これは開発期間を重視する機器にとって大きなメリットになります。
ミップス・テクノロジーズ、プロセッサ・ビジネスグループ、マーケティング担当副社長、
Jack Browneのコメント:
「Navigator ICSを使うことにより、ミップス・デベロッパの大多数が生産性を促進できるLinux開発のための新しく画期的なアプローチを利用し、従来の開発ツールや手法を凌駕しています。Navigator ICSは、システム全体で使用することができ、低レベルなデバッグから高レベルなアプリケーション解析まで実現します。ミップス・テクノロジーズはプロセッサIPとオンチップ・デバッグ・ハードウェアIPを組み合わせて提供しており、またプロセッサ・コアやオンチップ・デバッグ・ハードウェアを生かすEJTAGプローブやソフトウェアも提供しています。私たちの広範なアナログIPやミックスドIPとともに、Navigator ICSは開発者に次世代組込みシステムやSoCの開発を加速する包括的な機能をご提供します。」
Navigator ICSは、ミップス・アーキテクチャやミップス・コア独自の機能に最適化されており、MIPS System Navigator™ プローブの能力を生かすように構築されています。統合されている全機能は検証済で、互いに動作することで、開発者に高い満足をご提供します。ミップス・テクノロジーズの最新On-Chip Instrumentation (OCI™ )と組み合わせることにより、この製品は顧客にSoC操作に対する独自の見方を提供します。MIPS-Based SoCや組込みシステムを構築しているハードウェア開発者やソフトウェア開発者に対して、Navigator ICSは以下の標準およびオプション機能をご提供しています。
価格とリリース
MIPS Navigator ICSは、当四半期にミップス・テクノロジーズよりご提供する予定です。Arriba Linux DebuggerとLinux Event Analyzerは、MIPS Navigator ICSでの使用を目的とする場合のみ、また、その他のEclipseベース環境向けとしてはプラグインを、ミップス・テクノロジーズからご提供しています。Navigator ICSとプラグインのライセンスは、ノードロックもしくはフローティング・ライセンスで、シートベースでご提供します。MIPS Navigator ICSの価格に関しては、1年間のサポート付きでシングル・ノードロック・ライセンス$1,945 (U.S.)からご提供しています。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS)世界第2位の半導体設計IP企業、かつ世界第一位のアナログIP企業です。全世界で250社以上の顧客と共に、ミップス・テクノロジーズは、デジタル家電、ブロードバンド、無線、ネットワーク、携帯メディアなどの世界中で最も多く利用されている製品群の性能向上に貢献しています。これらの中には、Linksysのブロードバンド機器、SONYのデジタルTVやゲーム機、パイオニアのDVDレコーダ、モトローラのデジタル・セットトップ・ボックス、Ciscoのネットワーク・ルータ、マイクロチップの32ビットマイコン、HPのレーザープリンターなどが含まれています。現在全世界で400以上の特許資産(取得済および申請中)を有しています。
1998年に設立されたミップス・テクノロジーズの本社は、カリフォルニア州マウンテンビューに置かれています。詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.mips.com
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「MIPS」、「MIPS-Based」、「MIPS Navigator」、「MIPSsim」、「OCI」、「System Navigator」はMIPS Technologies, Inc.の登録商標もしくは商標です。その他の商標は全て各企業の商標もしくは登録商標です。
