カリフォルニア州マウンテンビュー―2008年4月15日―ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史)は本日、Linuxカーネルの高速かつ高精度なプロファイリングを実現する同社のSystem Navigator™ EJTAGプローブに対応する新しいソフトウェア・ユーティリティを発表しました。このホットスポット・アナライザ(HSA)を使用することにより、ソフトウェア・エンジニアはシステム性能を制限するプログラムのボトルネックを迅速に特定することができます。HSAは、MIPS32® 24K®、MIPS32® 34K®およびMIPS32® 74K™プロセッサコアに実装された独自のZero Overhead Program Counter (PC) Sampling機能をベースにしています。
ミップス・テクノロジーズ副社長、Rick Leathermanのコメント:
「ソフトウェア・デバッグの最も大きな課題として問題になっているのは、バグは修正されるではなく、検出されるだけだという点です。現在、LinuxツリーにアップされているLinuxカーネルは非常に複雑かつコンフィギュラブルなので、様々なアプリケーションとどのように相関性をとっているかを正確に知ることが課題になります。HASによって、ソフトウェア・エンジニアはわずか数分で事前に検出不可能な性能問題を特定することができます、わたしたちは、MIPSプロセッサコアでLinuxを使用する多くのソフトウェア開発者に対して、システム性能を最適化できる素晴らしい機会をご提供できるようになりました。」
ポスト・プロセッシングの大規模トレース・バッファや特別な機器を必要とし、煩雑なインタラプトをベースにしたサンプリングを利用しなければならない、時間のかかるアプローチをとる多くのプロファイリング・ツールとは異なり、MIPS HSAは不要な時間をかけずに動作します。このSystem Navigator EJTAGプローブは、プロセッサの実働時間に影響を与えることなく高データレートでプロセッサPCレジスタをサンプリングし、大量のコードを迅速にプロファイリングすることができます。直感的なユーザ・インターフェイスにより、迅速かつ簡単に作業を進めることが可能です。
PMC-Sierra社、企業向けストレージ部門、製品開発担当副社長、Tom Snodgrass氏のコメント:
「私たちは性能ボトルネックを特定するために、弊社のシステムでマルチスレッド34Kプロセッサコアを搭載したMIPSのプロファイリング・ツールを使用してきました。
このツールは、推測による作業を行うことなく、迅速にボトルネックを特定します。その結果、システム性能を大幅に向上させることができました。」
Linuxカーネルのプロファイリングに加えて、HSAはロード可能なモジュールのプロファイリングもサポートします。ほとんどのデバイス・ドライバはロード可能なモジュールとして構築されており、これらのドライバは、非常に複雑コード構成になります。HSAを使用することにより、開発者はどの機能の実行時間が最も長いかを確認することができます。また、HSAは 組み込まれたMIPS-Based™システムのカーネル・セグメント領域で実行されるコードをプロファイルするために使用することも可能です。この中には、一般的なリアルタイムOS(RTOS)もしくは従来のRTOSベース環境を利用しない「ベア・アイアン」プログラムも含まれます。プロファイリングによりRTOSのホットスポットを特定し、このホットスポットがどのようにアプリケーションで影響もたらすかを明らかにし、ダイナミックかつインタラプト・ドリブン・システムにおける各モジュールのアイドル時間の比率を表すことができます。
ミップス・テクノロジーズのホットスポット・アナライザは、Eclipse Plug-inとして、またEclipseベースのMIPS Navigator Integrated Development Environment (IDE)を搭載した形で既に出荷を開始しています。
プロセッサ・ビジネスグループについて
ミップス・テクノロジーズは、デジタルTV、ブロードバンド、WiFi、ケーブル・セットトップボックス、DVDレコーダ、高品位DVD、VoIPなどの急成長市場に、世界一優れたプロセッサ・アーキテクチャを提供しています。組み込み市場向けの次世代SOC設計における高効率と低コストを実現する、高性能かつ低消費電力な、最も広範なプロセッサコア製品群が多くの顧客の信頼を得ています。
さらにそのアーキテクチャは、20年以上にわたる業界標準として、世界中の標準、カスタム、セミカスタム、ASICなどの各SOC製品向けに、最先端半導体企業、ASICメーカー、システムOEMなどで、広範でスケーラブルなマイクロプロセッサ・コアIPとして採用されています。また各種サポート環境であるMIPSR
Ecosystemは、世界レベルの標準ツール、各種ソフトウェア、サービスによる堅固な開発環境を提供し、迅速な製品開発や高信頼性、高コスト効率のSoC設計の実現に貢献しています。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS)世界第2位の半導体設計IP企業、かつ世界第一位のアナログIP企業です。全世界で250社以上の顧客と共に、ミップス・テクノロジーズは、デジタル家電、ブロードバンド、無線、ネットワーク、携帯メディアなどの世界中で最も多く利用されている製品群の性能向上に貢献しています。これらの中には、Linksysのブロードバンド機器、SONYのデジタルTVやゲーム機、パイオニアのDVDレコーダ、モトローラのデジタル・セットトップ・ボックス、Ciscoのネットワーク・ルータ、マイクロチップの32ビットマイコン、HPのレーザープリンターなどが含まれています。現在全世界で400以上の特許資産(取得済および申請中)を有しています。
1998年に設立されたミップス・テクノロジーズの本社は、カリフォルニア州マウンテンビューに置かれています。詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.mips.com
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「MIPS」、MIPS32、24K、34K、MIPS-Based、System NavigatorはMIPS Technologies, Inc.の登録商標もしくは商標です。その他の商標は全て各企業の商標もしくは登録商標です。
