ミップス・テクノロジーズは、次世代組み込み設計向けの 新しいマイクロアーキテクチャを発表
最高性能のライセンサブル・アーキテクチャであるMIPS32® 24K は、組み込み市場における ミップス・テクノロジーズのリーダーシップを拡大
米国カリフォルニア州マウンテンビュー─ 2003年6月16日 ─ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、MIPSB、日本支社:東京都港区、支社長:中上 一史)は、本日、変化するSOC設計の経済性に対応し、製品のライフサイクルを伸ばすことで利益率の向上を可能とする、新しい高性能マイクロアーキテクチャを発表しました。MIPS32® 24K は、組み込み市場において、最も性能の高いライセンスサブルなシンセサイザブル・マイクロアーキテクチャで、半導体メーカーやシステム・メーカーへ業界標準のパフォーマンス・テクノロジーを提供するベンダーであるミップス・テクノロジーズのリーダーシップを拡大します。
SOC設計の費用は、プロセス技術が0.13μm、もしくはそれ以上の微細化にともない変化し、マスク・セット等の固定の設計費用が拡大する原因となります。結果として、システム・メーカーは、新しいシリコン・スピンを使用せず製品寿命を伸ばすことで、最大限の利益率を上げなくてはいけないプレッシャーに直面しています。高性能でプログラマブルなMIPS32
24Kのようなマイクロアーキテクチャを使用することで、SOC設計のソフトウェアでのハードワイヤード機能の実装が可能となり、トランジスタの費用を抑えることが出来るようになります。
ミップス・テクノロジーズ、CTO(技術最高責任者)、 マイク・ユーラのコメント:
「24Kマイクロアーキテクチャによって提供される高い性能とプログラマブル機能は、システム設計において、高価なマスク・セットを使用するのではなく、必要とされる機能をソフトウェアに追加することを可能にします。また、20年以上にもわたって、業界標準MIPSアーキテクチャに対応したソフトウェアが開発されているので、オペレーティング・システム、最適化されたプロトコル・スタックおよびツール・チェーンの有効利用が可能となり、短い開発期間で全体の製品開発費用を削減することが出来ます。」
アプリケーション例
MIPS32 24Kマイクロアーキテクチャは、高いレベルのシステム性能やアプリケーション・コンフィギュラビリティーが要求されるセットトップ・ボックスやデジタルテレビを含むデジタル・コンシューマ機器などの次世代組み込み機器に最適です。更に、24Kマイクロアーキテクチャは、ソフトウェアでのプログラマビリティーを要求するブロードバンド・アクセスや進化するネットワーク・インフラ・プロトコルなどの最先端のサービスの需要にも応えることが可能です。
このミップス・テクノロジーズの新しいマイクロアーキテクチャは、デジタル・コンシューマやネットワーク市場分野において、機能豊富な新製品の提供を考案している市場リーダーたちの意見をもとに設計されたものです。0.13μm以降のプロセス技術向けに設計されており、業界標準MIPS32® アーキテクチャとの互換性を維持しながらも、ミップス・テクノロジーズの最新のアーキテクチャ拡張やコンフィギュラブル機能を搭載しています。
ミップス・テクノロジーズ、ワールドワイド・セールス担当副社長、ジャック・ブラウンのコメント:
「24Kは、シンセサイザブルで高性能なソリューションといった、私たちのカスタマーのニーズに応えるために設計されました。24Kマイクロアーキテクチャは、差別化要素や競争力の高い製品をいち早く市場に送り出すことを可能とします。」
MIPS32 24Kマイクロアーキテクチャの特長
この新しいMIPS32 24Kマイクロアーキテクチャは、高速な処理を低消費電力で実行することを要求する製品に適しています。全てのMIPS-based 技術がそうであるように、業界標準アーキテクチャをベースとした製品ゆえに、幅広いツールやソフトウェアによってサポートされています。また、32ビットのコアとしては、最高の性能と独自の機能を提供しています。
◆スケーラブル・パフォーマンス
- 1命令実行、8段パイプライン
- 動作周波数:400~550MHz(ワーストケース)(0.13μmプロセス時)
- 0.13μm以降のテクノロジー・ノードに対応
- マルチ・プロセッサ・スケールをサポートするためのハードワイヤード・ベース・キャッシュ・コヒーレンシ
- TLBもしくは固定マップを装備した構成可能なメモリ管理ユニット
- 最大6リード処理を実行可能な64ビット高性能メモリ・サブシステム
◆MIPS32アーキテクチャの実装
- 複数の汎用レジスタ・セットやベクター・インターラプト・サポートを可能にしたエンハンスドMIPS32アーキテクチャを採用
- 割り込み遅延を削減可能
- MIPS16e コード圧縮技術を搭載(最大40%のコード圧縮が可能)
◆業界標準SOC構築方法に最適
- 完全にシンセサイザブル
- OCP高速“point-to-point”オンチップ内部接続
◆市場規格への最適化
- CorExtend™ 機能を使用したユーザ命令拡張
- IEEE754に完全に対応した浮動小数点サポート
- 最先端の電力管理機能
◆組み込み設計におけるコスト要求に対応
- ダイサイズの縮小と機能の最適化を実現するアプリケーション・コンフィギュラビリティー
- 小さいコア --- ダイサイズの縮小
- コードサイズの効率化
開発期間の短縮
- 業界標準MIPS32アーキテクチャとの互換性を維持
- 幅広いサードパーティー・ツールやソフトウェアの利用が可能
- 過去20年にわたってMIPSパートナーによって開発されたMIPS32アーキテクチャ向けのミドルウェアやアプリケーション・ソフトゥエアの有効利用が可能
Green Hills Software、セールス担当副社長、Christopher Smith氏のコメント:
「私たちは、24Kマイクロアーキテクチャが、次世代のSOC設計が抱える多くの難問に対する答えになるであろうと信じています。Green Hills Softwareは、MULTIツール・チェーンで、全てのMIPS製品をサポートし続けます。」
OCP-IP、社長、Ian Mackintosh氏のコメント:
「私たちは、ミップス・テクノロジーズの新しいマイクロアーキテクチャでのOCPの戦略的な採用により、OCP衰えることない勢いが反映されていることを喜ばしく思っています。OCP-IPによって提供されている幅広いIPやツール・インフラは、ハイエンドの組み込み設計では必然です。」
WindRiver Systems、ネットワーク・インフラストラクチャー・グループ担当ジェネラル・マネージャ、Larry
MacFarlane氏のコメント:
「WindRiverおよびミップス・テクノロジーズは、長年にわたって、デジタル・コンシューマやネットワーク市場向けの最適化されたプラットフォーム・ソリューションを開発してきました。高性能な24Kマイクロアーキテクチャは、これらのターゲット・マーケットにおけるカスタマー・ニーズに最適な解であります24Kと私たちのWindRiverプラットフォームは、リスクや全体的な製品コストを低減しながらも、開発期間を更に短縮することを可能にします。」
供給状況
MIPS32 24Kマイクロアーキテクチャの早期アクセスは、2003年12月の予定。一般のライセンス供与は、2004年3月を予定しています。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズは、デジタル家電およびネットワーク・アプリケーション用の業界標準プロセッサ・アーキテクチャおよびコアを提供するリーディング・カンパニーです。ミップス・テクノロジーズは、32ビットおよび64ビットのエンベデッドRISCソリューションを提供する最大のアーキテクチャ・アライアンスを形成しています。ミップス・テクノロジーズは、半導体企業、ASICベンダー、およびシステムOEMに自社の持つ知的所有権をライセンスしています。ミップス・テクノロジーズとそのライセンシーは、スタンダード、カスタム、セミカスタム、および特定用途の製品に使われる確実でスケーラブルなプロセッサを、幅広く提供しています。ミップス・テクノロジーズは、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を設置しています。詳細につきましては、以下のウェブ・サイトをご参照ください。
http://www.mips.com
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