ニュース・リリース
ミップス・テクノロジーズは、SOC設計のアプリケーション性能の
大幅な向上を実現するPro
Series コアを発表
CorExtend 機能を利用することにより、業界標準MIPS® アーキテクチャとの互換性を保持 しながらアプリケーションを最適化
米国カリフォルニア州マウンテンビュー ─ 2003年1月27日 ─ミップス・テクノロジーズ(NASDAQ:MIPS、MIPSB、日本支社:東京都港区、支社長:中上
一史)は、本日、Pro Series コアを発表しました。
Pro Seriesコアは、業界標準のMIPSアーキテクチャとの互換性を保持しながら、特定アプリケーションでの最適化を実現します。この新しい機能は、Pro
Series コアの機能であるCorExtend によって提供されており、最終製品において優れた差別化を可能にするという、ミップス・テクノロジーズの戦略をサポートするものです。Pro
Seriesコアは、既存のツール・セット、ソフトウェアやインフラを犠牲にすることなく、SOC設計でのアプリケーション性能を大幅に向上することが出来ます。
デジタルメディアや信号処理技術を使用した機能やアプリケーションに対する市場からの強い要求によって、SOCでの性能向上が余儀なくされており、結果として、ハードウェアやソフトウェア・ソリューションの複雑化が進んでいます。CorExtend
機能は、Pro Seriesコアへ設計者独自の命令や機能の追加を可能にすることで、この問題を解決し、シグナル・プロセッサのような特定要素の必要性を削減します。
ATI Technologies, Consumer Products Group、セットトップ・マーケティング担当ディレクター、Daniel Eiref
氏のコメント: 「MIPSアーキテクチャの機能拡張は、スーパーチャージ・パフォーマンスであれ、大幅な消費電力の削減であれ、エンジニアやマーケティングが今日のアプリケーションにおいて必要としている全てのものを実現可能な、実質的に無限な柔軟性を提供します。結果として、カスタマーの性能、低消費電力性やコスト要求に見合う、今までにない製品を生み出すことができるのです。」
CorExtend 機能を使用すると、標準のMIPS命令セット同様、汎用レジスタのデータ上で処理されるシステム設計者独自の命令の追加と定義が可能になります。したがってPro
Seriesコアは、MIPS業界標準アーキテクチャをサポートしている幅広い開発エコシステムとの互換性を維持しながらも、新しい機能を実現します。
ミップス・テクノロジーズ、マーケティング担当副社長、ケビン・マイヤーのコメント: 「コスト、開発期間、または製品の独自性といったアプリケーションの優位性は、次世代コンシューマ、ワイヤレス、ブロードバンドおよびネットワーク製品向けのSOCを開発している企業にとっては、どれを取っても非常に重要なことです。Pro
Seriesコアは、SOC設計者のアプリケーション知識を基にした機能の追加を可能とするので、他の業界標準コアでは成し得ない絶対値の命令による性能向上や、アプリケーションの最適化を実現します。」
開発を簡素化するリファレンス・デザインおよび標準ツール
CorExtend命令の優位性をご理解いただくために、ミップス・テクノロジーズは、マルチメディア、Voice over PacketおよびDSPフィルタリング・アプリケーション向けのリファレンス・デザインをいくつか開発しました。また、リファレンス・デザインに関するアプリケーション・ノートやその他の資料は、以下のURLよりダウンロードできます。
http://www.mips.com
ミップス・テクノロジーズ、エンジニアリング担当副社長、ヴィクター・ペンのコメント:
「DSPフィルター・リファレンス・デザインは、CorExtend機能の良い例です。わずか数週で、標準ツールおよびソフトウェアを使用したFIR、LMSおよびコンプレックスFIRフィルター・アルゴリズムの解析が終了し、複数のCorExtend命令セットのアセンブリを使用したプロトタイプ・コアをシミュレートすることができました。この命令セットは、(最適化されたアセンブリ・コード経由で)これらのフィルターを300%向上し、また、実装に要求されたゲート数は25,000ゲート以下でした。多くのシステムにおいて、固定機能、ハードワイヤード・ロジック、もしくは使用困難な特別な目的用のコプロセッサを削除できることを示しています。結果として、SOCのコストは低減し、更に重要なことに、フレキシブル、プログラマブル性にも繋がるのです。」
CorExtend命令セットのRTLへの実装は、標準ベリログ・ツールでできます。MIPSアプローチの場合、新しいプロプライタリーの言語が必要ありません。また、CorExtendに盛り込まれたIPは、常に開発者の手元に残ります。Pro
Seriesファミリー用開発ツール・サポートには、Green Hills Softwareとミップス・テクノロジーズのコンパイラ、そしてMIPSsimシミュレータがあります。MIPSsde
5.0ツール・チェーンは、MIPS Pro SeriesのCorExtend機能を完全にサポートしています。
ケビン・マイヤーのコメント:
「幅広いツール、ソフトウェアやアプリケーション・サポートを提供しているMIPS業界標準アーキテクチャ・ベースのプロセッサ・コアを選択することにより、信頼性を得ることができるでしょう。」
Pro Seriesコアの供給状況
Pro Seriesファミリーには、4KE Proファミリー、M4Kおよび4KSd Proコアがあり、現在全て供給中です。また今後、Pro
Seriesファミリーは拡大される予定でもあります。
4KE Proファミリーは、32ビット・シンセサイザブル・コアの中で最も高いDMIPS/MHz性能を提供しています。4KE Proファミリーは、ダイサイズや消費電力、システム・コストを削減しながら性能の向上を実現する非常にフレキシブルな機能セットにCorExtend機能を追加したものです。例えば、MIPS16eはコードを最大40%圧縮することができ、また、広範囲なクロック・ゲートは、パフォーマンスを低下させることなく消費電力を低減することが可能です。シンセサイザブルな4KE
Proコアは、超低電力モバイル機器から最新のホーム・ネットワーク機器のようなコスト効率のよいデジタル・コンシューマ・アプリケーション向けの短開発期間ソリューションであるSOC設計への容易な統合を実現しています。
マルチCPU SOC向けに開発されたM4K Proコアは、次世代コンシューマ、ネットワークおよびブロードバンド・アプリケーションで一般的になってきています。M4K
Proコアは、32ビット・シンセサイザブル・コアでは最高のパフォーマンス・デンシティーを提供可能な、非常に小さく低電力なコアにCorExtend機能を追加したものです。サイズが小さいので、シングル・チップ上に多数のコアを内蔵することができ、マルチプルCPUソリューションに相応しい非常に高い性能を実現しています。
4KSd Proは、セットトップ・ボックス、セキュア・データ・ストレージ、スマートカードやその他多数のセキュア・データ・トランザクションをターゲットとしています。4KSdコアは、SmartMIPS
ASE(特定アプリケーション向け命令セット)をMIPS32アーキテクチャに実装しており、暗号化ソフトウェアの高速処理や消費電力とダイサイズの低減を可能にしています。4KSd
Proは、これらの機能上にCorExtend機能を構築したもので、更に拡張されるセキュリティーや性能の向上を実現する新しい命令セットの追加が可能となります。
ミップス・テクノロジーズについて
ミップス・テクノロジーズは、デジタル家電およびネットワーク・アプリケーション用の業界標準プロセッサ・アーキテクチャおよびコアを提供するリーディング・カンパニーです。ミップス・テクノロジーズは、32ビットおよび64ビットのエンベデッドRISCソリューションを提供する最大のアーキテクチャ・アライアンスを形成しています。ミップス・テクノロジーズは、半導体企業、ASICベンダー、およびシステムOEMに自社の持つ知的所有権をライセンスしています。ミップス・テクノロジーズとそのライセンシーは、スタンダード、カスタム、セミカスタム、および特定用途の製品に使われる確実でスケーラブルなプロセッサを、幅広く提供しています。ミップス・テクノロジーズは、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を設置しています。
詳細につきましては、以下のウェブ・サイトをご参照ください。
http://www.mips.com |
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