MIPS Technologies Newsletter

MIPS Audio Q&A

ミップス・テクノロジーズのアナログ・オーディオIP製品をより理解するために、先日アナログ・ビジネスグループのオーディオおよびパワー・ソリューション部門、製品ラインマネージャJoao Risquesと対談の席を設けました。以下はこの対談の抜粋です。

現在のオーディオ市場のトレンドについて教えてください。

JR: MP3プレイヤや携帯メディアプレイヤ(PMP)、オーディオ機能を搭載したスマート・フォン、携帯GPSシステムなどの各種家電製品と携帯オーディオ機器の市場が爆発的に成長しています。このようなトレンドはすべて、SoCにより多くのオーディオ機能を搭載する必要性を促しています。一般消費者が携帯オーディオ機器にさらに高品質を望むため、この傾向は今後数年の間続くことになるでしょう。つまり、メーカ各社は、高品位オーディオ機能を搭載した低消費電力で長時間電池駆動が可能なより小型の機器を、適切な価格で提供しなければならず、そしてその製品寿命は短期化しています。この事実は、メーカ各社に可能な限り安価で製品を供給しなければならないというプレッシャーを与えています。これは、IC設計者および機器メーカ双方に対して大きな課題になっています。

ミップス・テクノロジーズがこの市場で果たす役割とはなんでしょうか。

JR: ミップス・テクノロジーズは現在のオーディオ市場で重要な役割を果たしており、その重要性は増しています。わたしたちは、最高品質のオーディオICを直接置き換えることができるソリューションを開発し、同等の性能や機能を提供すると同時に、従来のIP集積以上の長所を提供します。例えば、ミップス・テクノロジーズのオーディオIPを統合することにより、開発者はIPおよびIC市場の中でも、最良の電力消費環境を実現することができます。CI7823tmCI7829clのようなコアを使用すれば、96dBのダイナミック・レンジ(48kHz サンプリング)で再生した場合、9mW以下の消費電力を実現することができます。同様に、ミップス・テクノロジーズのオーディオIPを統合することにより、CI7822dlのようなコアを使用すれば、開発者は100dBバリアを超え、かつてない性能レベル (104dBダイナミック・レンジ)を得ることができます。従来この性能レベルは、高価な外付けICでしか実現することができませんでした。また、開発者は、ステレオ再生や録音チャネルのような完全なコーデックを搭載する際にも、最小サイズ(1.5平方ミリ以下)を実現できるため、面積コストを削減することもできます。

また非常に重要なことですが、ミップス・テクノロジーズは伝統的にIC製造メーカーが対応してきたニッチな市場に向けて、私達の技術を開発および展開することが可能です。

例えば開発者は、携帯機器向けの完全な高品質低消費電力オーディオDACである弊社のClass D Audio IP CI9801hmを使用して、効率が向上し電池寿命を伸ばすClass-Dドライバを搭載することができます。これは、現在ミップス・テクノロジーのみが提供できるソリューションです。

なぜ、開発者は外付けICを購入するのではなく、オーディオIPを統合すべきなのですか。

JR:外付けICのオーディオ機能は、確かに開発者の選択肢のひとつです。この機能は一般的に激しい価格競争下にあるため、1ドル以下で完全なコーデックを見つけることは容易でしょう。けれども、開発者はこのようなソリューションを使用しても、製品の差別化を図ることはできません。

一方、開発者は、現在主流の微細化プロセスで使用可能な実績のあるHi-FiオーディオIPをライセンスすることによって、より競争力を得て、市場投入時間とコストを削減することができます。また、SoCに機能を統合することによって、外部チップ追加の必要がなくなり、原価を抑え、面積を最適化できるため、直接コストを削減することが可能です。さらに、購買機能が簡素化することで、間接的にコストを節約することもできます。もし、われわれの製品のようにIPにシリコン実績があったならば、設計どおりの機能を開発機器上で実現することが、より容易になります。最終的に、リスクを負うことなく、製品価値を高めることになります。

なぜ、開発者は自社開発をするのではなく、外部IPのライセンス供与を選ぶべきなのでしょうか。

JR:IPのライセンス供与を受ける方が、社内で開発媚態を運営するよりも安価になります。さらに、IPのコストは複数の顧客に分散することができるので、開発者はより適切な価格でIPのライセンスを受けることができるでしょう。ミップス・テクノロジーズのコアは、既に希望するプロセス/ファウンダリで利用可能か、あるいは容易かつ迅速に移行することが可能です。それにより、われわれのIPをライセンスすることで、開発者は迅速に製品の市場投入を行うことができます。また、はじめにお話したとおり、シリコン実績のあるIPプラットフォームのライセンスを選択することで、リスクをより軽減することができます。事実、シリコン実績のあるIPは各メーカの各微細化プロセス技術を選択できます。

ミップス・テクノロジーズは、どのようにオーディオIPの統合を行うのですか。

JR:ミップス・テクノロジーズは、単体のオーディオICと同等かそれ以上のHi-Fi性能を提供することにより、オーディオIPの統合を実現しています。われわれのIPは、省シリコン面積および低消費電力を維持すると同時に、完全なオーディオ機能セットを搭載しています。電力消費を9mW以下に抑えながら、48kHzでHi-Fi品質(96dBダイナミック・レンジ)の再生を実現できるという事実は、世界でも類を見ないものです。

なぜ、顧客は他のIPプロバイダではなく、ミップス・テクノロジーズのオーディオIPを選ぶべきなのですか。

ミップス・テクノロジーズは、サービス品質、サポート、顧客対応はもちろん、仕様や機能の面で最高品質のオーディオIPを提供しています。われわれの過去10年に渡る開発実績により、そのIPは、他のオーディオIPプロバイダが実現できない完成度になっています。最近のシリコン実証結果によれば、現在の製品群(CI7829clCI7830cl CI7823tmCI7826tmCI7824smCI7822dlCI7821tm)の完成度は、いくつかの最新の微細化プロセス技術で、即時動作を成功させています。

多くの人は、オーディオIPが単なるオーディオ・コンバータ以上のものであることに気づいていません。ミップス・テクノロジーズでは、オーディオ製品に特化した開発チームが特にオーディオ機器用に開発した、完全なHi-Fiオーディオ機能を提供しています。広範なオーディオIP製品群は、グラフィック・イコライジング、3D拡張、自動音量調整、マイクロフォン・バイアス、ファントム・グラウンド、内蔵テスト・モード、柔軟なデータおよび制御インターフェイス、クロック生成と管理、その他をはじめとする、豊富な機能を持っています。

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