ミップス・テクノロジーズは、ブロードバンド・データ、音声やビデオを配信するゲートウェイや、DSLモデムやケーブル・モデムから802.11無線LANアクセス機器におよぶ各種ネットワーク機器分野で、高需要である省サイズ、高速、低消費電力のSoCソリューションを提供している。
ケーブル・モデムの業界一のソリューション・サプライヤであるミップス・テクノロジーズは、同時にVoIP、DSLおよび急成長の802.11ワイヤレス市場のリーダーであり、またTIおよびBroadcomといった大手の企業、また急速に増加しているワイヤレス市場の新興企業で数多く採用されている。
ミップス・テクノロジーズは、そのパートナーと共に、業界で最も広範にわたる垂直統合されたツールとソフトウェアを提供し、様々なアプリケーション向けのチップやレファレンス・デザインを設計する際に必要となる全ての環境を顧客に提供している。
競争の激しいブロードバンド市場においてシリコンの低価格化は必須である。そして、ミップス・テクノロジーズが提供するプロセッサ・コアは、ローエンドのVoIPハンドセットからハイエンドのIPセットトップ・ボックスまで幅広いアプリケーションに対応している。また昨年には、Infineon社がミップス・テクノロジーズの主力製品であるMIPS32®
24Kc™ コアおよびMIPS32® M4K™ コアをVoIPアプリケーションで標準として採用することを発表した。
ホーム・ゲートウェイおよびVoIPをはじめとするブロードバンド・アプリケーションでは、音声処理にDSPコア、またネットワーク・スタック、セキュリティやホスト制御にはRISCコアが使用されることがある。DSP拡張機能を搭載した新しいMIPS32 24KE™ コアは、単一の高性能プロセッサで全てのネットワーク・スタックとDSP機能を処理することを可能としている。これにより事実上DSPコアとそのロイヤルティ、オンチップメモリ、周辺回路を排除することが可能となり、シリコン価格が約40%削減される。
ホーム・ゲートウェイとVoIP電話は、24KEコアが実現している膨大な信号およびメディア処理能力を必要とするデジタル家電機器の一例に過ぎない。24KEコア・ファミリーにより不要なハードウェアやツールチェインが排除され、さらにDSP分のコストを低減することが可能となる。価格に敏感な今日の量販家電製品市場で競合する企業にとって、24KEコア・シリーズは賢い選択肢といえる。
地域条件により、市場の展開は実に多様化している。例えば、中国では、完全なWiFi電話機またはWiFiと電話の統合型携帯電話を開発中である。また他の地域では通信業者がオーディオやビデオのダウンロードにより膨大な収益が得られる事に着目し、携帯電話に再生機能を追加している。またメディア用に小型ドライブもしくは半導体のストレージ内蔵の需要も高まりつつある。これにより膨大な処理性能が求められることとなり、MIPS-Based™ のデザインは市場優位性を築く上で非常に有利となりる。
テレコミュニケーションおよびケーブルテレビ会社は、今後VoIPをブロードバンドのサービスに加えて行くことを考えている。初期の追加機器市場ではアナログ・テレフォン・アダプター(ATA)が使用されていたが、次第にホーム・ゲートウェイからダイアルトーンを発信することで、余分なボックスを削減するようになってきている。e-bayに最近買収されたSkypeもATAサービスを提供している。但しSkypeはパソコンのUSBコネクターよりダイアルトーンを発信する。またSkypeはパソコンのプロセッサをVoIPコーデック用に使用している。Skypeのゲーム環境の双方向性によって実現される参加者間のコミュニケーションによりネットワーク内のチームプレーがより一層面白くなるため、ゲーム産業に与える影響は大きいと見られている。
テレコミュニケーションは、音声通話およびブロードバンド・インターネット・アクセスを組み合わせることで、ビデオにおけるトリプル・プレー・サービスを実現しようとしている。テレコミュニケーションの初期のビデオ番組は、直接放送衛星(DBS)会社であるDirecTVとDish Networkとの提携により得られた、いわゆる「ソーシング」ビデオの寄せ集めであった。テレコミュニケーションが今後取るステップは4~5年前より始められたファイバー・エクステンションを使用した有線ネットワークにビデオを付け加えることである。これはIP STBおよびホーム・ゲートウェイとの組み合わせを設計する新たな統合と言える。
次世代サービス・プロバイダ・ネットワークは、現在IP“end-to-end”プラットフォームへと形態を変えようとしている。これは、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)として知られるワイヤレス、そして有線のトリプル・プレイのテレコミュニケーション、あるいは高速インターネットと音声通話のケーブルテレビでも同様である。次世代サービス・プロバイダ・プラットフォームの設計は、QoSを考慮したIPルーティングを根本的な基盤とするデータ・ネットワーク構造へ移行している。この分野では、次世代ケーブルテレビや、無線/有線ネットワーク・サービスが大容量マルチコア・ネットワーク・プロセッサに基づく傾向にあり、Broadcom、Cayium, PMC-Sierra、Raza Microelectronicsが発表した新しいMIPS-BasedのSoCもこの分野に適応している。
MIPS-Basedのブロードバンド、VoIPおよびワイヤレス採用事例に関しては、こちらでご参照ください。
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