MIPSエコシステムは、20年以上前にスタンフォード大学で開発されたMIPSアーキテクチャとともに、長い年月をかけて発展してきました。MIPSアーキテクチャは業界標準のアーキテクチャであり、様々な標準ツール、ソフトウェアやサービスによって最も幅広くサポートされており、迅速で信頼性が高く、そして低価格な開発を可能にしています。
多くの半導体および組み込み業界のトップレベル企業は、MIPSプロセッサをサポートするシリコンIP、ソフトウェア、ハードウェア・ソリューションおよびサービスの提供により、MIPSエコシステムを形成しています。また、ミップス・テクノロジーズは、この多種多様なインフラを培いであり、安定したサポート体制を構築するために、MIPS Alliance Program (MAP)をとおして多くの企業と協力し合っています。
MIPSアーキテクチャは32ビット、64ビット双方のバージョンで、プログラマブル、シンセサイザブルおよびハードマクロ・バージョンがライセンス可能なので、顧客は様々な製品や組み込み市場の分野でMIPS-Based™ の設計を実装することが可能です。百数十社におよぶライセンシー は数百ものMIPS-Basedのチップおよびコアを低消費電力のスマートカードから洗練されたハイエンドのルータにおよぶ様々なアプリケーションで採用しています。
ミップス・テクノロジーズはソフトウェア開発ツール、オペレーティング・システム、ミドルウェア、EDAツールや関連製品などを提供する組み込み設計分野の多数ベンダーと密に協力し合っています。
市場調査によると、開発ツールの品質が、現代の組み込み設計で使用するプロセッサを選択する際の重要項目となることが示されています。ミップス・テクノロジーズはMIPSプロセッサに最適化されたサポートをタイムリーに提供するために、大手ツール・ベンダーと密に協力し合っています。GNUベースのソフトウェア開発環境(SED)ツールチェーンを提供可能にするのと同様に、多くのベンダーがMIPSプロセッサをサポートしているツールを提供しています。アクセラレーテッド・テクノロジーのEclipseベースのNucleus EDGEツールチェーン、Green Hills SoftwareのMIPS Integrated Development Environment (IDE)向けMULTI、マイクロソフトのPlatform Builderや、ウインドリバーのEclipseベースのWorkbench IDEなどが、その一例です。
今日の組み込みオペレーティング・システムは全てMIPSプロセッサをサポートしています。これらのオペレーティング・システムのベンダーにはThreadX を提供しているExpress Logic、Nucleus Plus RTOSを提供しているメンター・グラフィックス組み込みソフトウェア部門、Windows CE を提供しているマイクロソフトや、VxWorks を提供しているウインドリバーなどがあります。更に、ミップス・テクノロジーズはLinuxソリューションを市場へ提供するために、モンタビスタ、TimeSys やウインドリバーとも協力し合っています。
20年以上も前の発足以来、 MIPS® アーキテクチャは革新性と高性能を追求し、提供してきました。今日では、ミップス・テクノロジーズおよびそのライセンシーは、確立された市場や急成長の新市場を、システム性能と革新的なソリューションの面でリードし続けています。
最も低消費電力が要求されるスマートカードから、最も高性能が必要とされるネットワークやデジタル家電までの様々なアプリケーションで、MIPSは " The
core of the user experience " であり続けます。
ミップス・テクノロジーズは様々な既存のアプリケーションや各市場向けにソリューションを提供している企業と協力しあっています。以下はその例です。
Audio: Dolby, Fraunhofer, Sonic Solutions, SRS
Labs
Broadband: Instant802, Interniche, Jungo
VoIP: D2 Technologies, Hellosoft
Java: Esmertec, Skelmir
STB: OpenTV, Osmosys, Zentek
SoCを設計する上で重要となるのは、いかにハードウェア設計とソフトウェア設計を統合するかという点です。これは、開発期間の短縮と設計リスクを削減するためには、非常に重要な点です。
CoWare はSystemC シミュレーション向けのConvergenSC ツールでMIPSプロセッサをサポートしています。 これにより、高抽象レベルのシミュレーションが、システム・アーキテクチャ設計の初期段階で可能となります。ハードウェア/ソフトウェアの共同検証向けには、メンター・グラフィックスがSeamless CVEツールを提供しています。また、Virtio (シノプシス)のVirtual Platform MIPS Malta (VPMM) は様々なMIPSプロセッサをサポートしているので、ハードウェア・プロトタイプが出来上がる前にソフトウェア開発が可能となります。
ミップス・テクノロジーズは、電子設計技術の継続的な成長を促すべく、多面的なIP/ツール統合の標準規格を確立する世界規模の団体であるSPIRIT Consortiumに加盟しました。IPサプライ・チェーンにおける業界リーダー企業が加盟しているこのコンソーシアムは、大手EDAベンダー、IPプロバイダーや、半導体メーカーだけではなく、革新的な技術を持つ中小のサプライ・チェーン企業 もメンバーとなっています。
ハードウェアの実システム開発とデバッグにはAshling Microsystems、EPI、Green Hills Software、 ローターバッハ、Magraigorおよびウインドリバーが、デバッガやプローブを提供しています。
SoC設計には、様々なファンダリーやプロセスで使用できる確立された物理IPが必要となります。ミップス・テクノロジーズのコアは、Virage Logicのロジックおよびメモリ・ライブラリをサポートしています。
TSoC設計においてMIPSプロセッサ・コア向けのデザイン・リファレンス・フローを提供するために、ミップス・テクノロジーズは大手EDAベンダーとも協力しあっています。これらのフローはケイデンス、マグマおよびシノプシスから提供されています。
MIPS Alliance Programの詳細に関しましては、info@mips.jpまでお問い合わせ下さい。